アトラス・オーソゴナルの世界 Vol.09「テクニック探求」

The Road to Atlas Orthogonist  Vol.09

テクニック探求

時間のあるかぎりパーマー大学の図書館やブックストアを訪れ、キーホルダーや分厚いグリーンブックを購入したりして、目標達成のための長い道のりへのモチベーションを上げるように心掛けていました。

また、パーマー大学入学以前は自分の選択するテクニックを探すため、それぞれ違うテクニックを得意とする様々なドクターやインターンの施術を我が身をもって経験したり、パーマー大学クリニックやその近辺の著名なDCのオフィスを訪問したりしました。

休校日があれば、車で全米各地のカイロプラクティック大学を訪れました。それぞれの大学の特色などを調査し、改めて自分の選択肢の中でパーマー大学以上の大学はないと確信したのでした。

1993年、理系・文系同時に2つの学位を取得しSCCを卒業、晴れてパーマー大学の学生になった時の喜びは格別で、今でもスクールカラーの紫色は自分にとって特別な色、ラッキーカラーです。

カイロプラクティック大学の講義について話せばキリがありませんが、昼夜を問わず机に向かい必死に食らいついた初年度は特に、二度と戻りたくないほどの苦行でしたが、それはそれで非常に貴重な経験でした。

前述のように、パーマー大学入学以前から選択するテクニックを探し求め、入学時にはパーマー大学で受講できるほぼ全てのテクニックの施術を受け、いよいよ私自身の進むべき道を決断する時期、サッカー部に所属していたこともあり、自然な流れの中で、「スポーツ選手を診る」と将来の施術方向を絞り、フルスパインや四肢テクニックなどの各地セミナーを受講していたとき…、上部頚椎テクニックとの出会いは突然やってきたのでした。

1学期も終盤に差し掛かった頃、入学当初より仲良くしてくれていた先輩で、イタリア系のインターン学生から、「君はこれまで沢山のテクニックを体験しているのは知っているけど、一度上部頚椎テクニックも受けてみてはどうか」と提案されたのです。   

Vol.10へ続く

 

~今日の1枚~
留学して間もなく、パーマー大学ブックストアを最初に訪れた際に入手したカイロプラクティックチャート。
留学中はいつも机の脇に、今は額装されAOテーブルの隣で日々の臨床を見守ってくれています

 

記:井上裕之

2020-07-09 | Posted in AOの世界No Comments » 

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