アトラス・オーソゴナルの世界 Vol.08「世界中からの留学生」

The Road to Atlas Orthogonist  Vol.08

世界中からの留学生

当時、パーマー大学や私が通っていたScott Community College (SCC)に在籍する数名の日本人留学生の中で、日本語を使わない留学生はかなり奇有な存在だったと思います。しかし当時の私は無我夢中で頭には英語習得のことしかありませんでした。

そんな頃、最初に友達になったのは学生寮の隣部屋に住むインド人でした。現在も続けているヨガは、英会話に触れる機会を増やすために彼の仲間を通じて習い始め、早いものでもう30年になります。

ほかにも多くの日本語の通じない留学生と交流し、渡米から半年で英語習得を終え、その年の秋から必須単位の受講を開始しました。

その頃、様々な国や地域からの留学生と知り合う中で、アメリカでは一定水準の成績を修めるとあらゆる特典が与えられることを知りました。

成績平均点(GPA 3.5ポイント以上)を維持することで、奨学金などの学費優遇があったり自動車保険の割引もあったので、講義には必死に取り組みました。

そのお陰もあり、SCCでは得意分野の力学や数学等で、テューターという学校付属の家庭教師の様なアルバイトをする機会を得たり、現地の子供のサッカーチームのコーチをするなど楽しい思い出もできました。

この多感な時期に、各国からの留学生との交流や、中南米やヨーロッパ各国出身の友人を尋ねた経験は、何ものにも代え難いもので、その後の価値観の形成に大きく影響しました。

Vol.09へ続く

 

~今日の1枚~
イタリアのカイロプラクティックオフィスの名札、S.D.CとはStudent Doctor of Chiropracrticと冗談交じりに作ってくれました。
複数のカイロプラクターが所属しセリエAの選手も訪れるオフィスにて、数日間に渡り各ドクターが連日100名近く診るオフィスを見学、学生の私には衝撃的な体験でした。

記:井上裕之

2020-06-25 | Posted in AOの世界No Comments » 

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