Dr. Roy を偲んで

新年のご挨拶と共にアトラスオーソゴナル創始者のDr. Roy W. Sweatの訃報をここにお知らせします。
アメリカ現地時間2022年1月2日12時45分PMに94歳で旅立たれました。

思い返せばDr. Roy との出会いは私がパーマー大学学生時代の1990年代、当時60代のDr. Royは大きくて怖そうな印象で学生の私には少し近寄り難い存在でした。
しかしながら世界各地から治療に訪れる子供から高齢者まで、学生にも分け隔て無く接し、彼のもとでは皆が愉快な時間を共有していることを間近で実感しました。
その頃の話は連載「AOの世界」のVol.1416にもある通り、駆け出しの20代だった私にとって宝物のような修行時代です。

日本でのAO啓蒙を託され帰国した後も、毎年(多い時には年に数回)アトランタを訪れAOアドバンスセミナーに出席しました。
アトランタ滞在中は朝昼晩と三食を共にし、臨床を重ねる中での質問疑問を昼夜問わず繰り出す私に嫌な顔など見せず付き合ってくださいました。

特に2005年に開業し、アトラスオーソゴニスト育成講座を開始するようになるとお互い距離が一気に近付きました。
それまでの臨床的な質問のみならず、Dr. Royが若かりし頃のDr. BJとの思い出話、60年にも及ぶ経験から培われた教育理念まで熱心に御教授下さいました。

生涯現役で臨床にあたり、来院する全ての人と共に悩み共に笑い、大学に出向き教壇にも立ち続けた姿は、MENTORという言葉では言い尽くせない、私にとって師匠であり、治療家として、人間として目標としてきた存在です。
こうして御一緒させていただいた日々の出来事を想い噛み締めると、ただ感謝が溢れ出し胸が熱くなります。

二人の会話の中で「カイロプラクティックにおいて私は第三世代にある」とよく仰っていました。
「Dr. BJが科学的にサブラクセイションを立証し、Dr. Grosticがアトラスのレントゲン分析を確立、私は正確なアジャスト法を作り出した。これからは君たちが第四世代を作る番だ

今後、私ができる恩返しは日本という制約の多い環境の中で可能な限りアトラス・オーソゴナルを正しく伝え、AOによって一人でも多くの人と共に悩み共に笑える世の中にすること。
天国で見守ってくださっているDr. Royが喜んでくれるよう一層の練磨を積み重ねて参る所存です。

アトラス・オーソゴナル・ジャパン
代表 井上裕之 D.C., B.C.A.O.
2022年1月2日

2022-01-11 | Posted in AOの世界, 育成講座No Comments » 

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