アトランタ視察旅行報告~その9~

今回同行したメンバーは検体において、普段アトラス・オーソゴナルを行う際に、必ず確認するスキャニングパルペーションで、第一頚神経と第二頚神経の後枝の走行の確認や、アトラスの関節面の確認を行うことが出来て臨床に自信がついたとの話をされていた。

また、普段の臨床での質問をDr.サルマンやDr.ロイに直接聞くことが出来て、非常に価値があるセミナーであった。

また、このセミナーで何度も強調されていることがあった。

それはアトラスの奇形におけるハンドアジャストメントの危険性である。

カイロプラクティックでよく使われるディバーシファイドテクニックでは、頚椎を回旋させてアジャストメントするが、アトラスの後臼部分がナイフのように鋭くなっている場合や後小橋(ponticulus posticus)と言われる奇形があるケースでは、強い回旋を加えることで椎骨動脈を傷つける恐れがあるということであった。

特に日本においてこの知識は重要であり、日本のカイロプラクティック教育でも重要視されなければならないと思った。

 

最終回に続く

記:原光治

2019-02-07 | Posted in 視察旅行No Comments » 

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